ベトナムの魅力 ベトナム語WEB留学
ベトナムの魅力:時の流れ…
忙しい、は「心を亡くす」と書く。う〜ん、昔なんかで聞いたような…。
まあ確かに忙しいと、心の余裕もなくなってくるもの。僕も日々仕事に追われあまり余裕がないのですが、ふと気づくと、やっぱりベトナムって時間がゆっくりながれているな〜、と感じます。
今いる職場(学校)兼住居は、通りから10メートルぐらい路地(ベトナム語でHEM)に入ったところにあるのですが、おかげで車通りもありません。路地の入口には屋台の喫茶店があって、声をかければコーヒーを出前してもらるし、そのとなりは出前も可能なPhoのお店。
毎朝、自転車に乗ったパン売りが「Banh mi, banh mi(パン・パン)」とやって来ますし、通りの反対側には、毎朝おかゆと豆乳の屋台ができます。
夕方にはフーティウ(米で作った麺)の出前ききも来るので、何もせずうちの前にぼんやり座っているだけ、一分ほど歩くだけで、簡単な軽食ができてしまうのです。
旅行者視点だとあまり気付かないかもしれませんが、ベトナムのこういうところが好きですね。
ベトナムの魅力:景色
ベトナムの魅力は、景色の美しさにもあります。
僕が特に感動した風景は、中部の海岸線。ベトナムを南北に貫く国道一号線は、中部では海岸線を通ります。
この地方は土地が山岳地帯から一気に海まで落ち込み、海辺付近の狭い平野に村や町ができているところが多いです。本当に真っ白な砂、塩田、海…。
初めてベトナムへ来たとき、バスに揺られながらこの景色を見て、あまりの美しさに涙が出そうになりました。
その旅のちょっと前にヒマラヤ遠征に行っていたのですが、ヒマラヤは確かに神々しく美しいです。でもそれは、生命を拒絶した美しさ。もともと人間が住める世界ではないので、ずっと何ヶ月も見続けていると、ウエットな気質の日本人KENは、心が乾いてくるのです。
そういう時期に目の当たりにした景色だったので、誇張抜きに涙が出るくらい、ベトナムの景色は「やわらかさのある美しさ」をもっていました。
もちろん今でも、特にベトナム中部の海岸地帯の景色は大好きです。
ハロン湾や古都フエ、避暑地ダラットなど、美しい観光名所は数ありますが、僕の一番のお勧めはフエ〜ファンティエットあたりの、中部の海岸線。時間があったら、ぜひツーリストバスで旅行してみてください。きっと、心が洗われる風景に出会えますよ。
こんなところです↓。
ベトナムの景色
ベトナムの魅力:人
ベトナムの魅力って、何?
そんな風に聞かれたら、「人」と僕は迷わず答えます。
僕が、ベトナムにはまってしまったきっかけですが…。
やはり初めてベトナムへ来たバックパッカー時代、ベトナム人気質にほれ込んでしまったことから始まると思います。
自己紹介欄でも書きましたが、私KENは今を去ること10年以上前、登山家でした。'96年にヒマラヤ遠征をし、結局頂上を踏めずに敗退、その後山道具を売っ払って、生まれてはじめてのバックパッカー旅行をしました。その旅の中で、初めてベトナムという国と接点ができたわけです。
恥ずかしいですが、当時不定期につけていた旅日記の一節を…。ベトナムのニャチャンで書いた文です…。
沢木耕太郎が「深夜特急」で、「貧乏旅行者とは、人の親切をもらって生きる乞食なのかもしれない」と書いていた。
旅をしていて何が楽しいか…。
やっぱり現地の人に親切にしてもらうこと…。
今日は夕方工事現場の横の路上カフェで、労働者たちに酒をご馳走になった。グデングデンに酔っ払って、自転車で宿まで運んでもらう。
なんで初対面の外国人を、こんなに屈託なく受け入れてくれるんだろう。どうして、多分その日ぐらしの生活しかできていない人達が、俺にご馳走してくれるんだろう…。
日本じゃ、絶対考えられないことだ。
それが楽しくて…。やっぱり俺は、乞食なんだなあ…。
いや〜、青いです、くさいです、若気の至りってやつです、許してください。完全に行きずりの旅行者視点で感慨にふけっているだけです。
でもですが、ベトナムの魅力の一端には触れていると思うのです。
ベトナム人は買い物相手に猛烈にぼるとか、時間に超〜ルーズとか、もちろん受け入れがたい面も持っています。地域によっても、すごく気質の差があります。
しかし、やはり全体的に見て「前向きな明るさ」とか「人なつっこさ」など、日本人にはなかなかない特質を、たくさんもっていると思うのです。
ベトナムの魅力は「そこに暮らす人々」。そんな人達とお近づきになるためにも、ベトナム語、勉強してみませんか?
アルク社「月刊日本語」2006年11月号に、カラー2ページで掲載されました